「やっと受け入れられたと思っていたのに。」
そんな日がありました。
ある出来事をきっかけに、また怒りが込み上げてきたのです。
「あれ、受容したはずなのに。」
最初は、自分でも驚きました。
でも、それでいいのだと思います。
キューブラー・ロスの5段階は、一本道ではありません。
否認
怒り
取引
抑うつ
受容
この順番で、一度だけ進むものではありません。
何度も行ったり来たりします。
昨日は穏やかに過ごせたのに、今日は突然苦しくなる。
一年経って落ち着いたと思ったら、ある言葉をきっかけに涙が出る。
そんなことは、決して珍しくありません。
心は、そんなに単純ではないんです。
ぼく自身も、まだ整理している途中です。
いまでも思い出す日はあります。
胸がざわつくこともあります。
でも、それを「後戻りした」とは考えなくなりました。
心が、もう一度その出来事を整理している。
そう思うようになりました。
だから、もしまた怒りが出てきても大丈夫です。
また落ち込んでも大丈夫です。
「ああ、自分はダメだ。」
そう考えなくてもいいのです。
心は、螺旋階段を上るように回復していきます。
同じ場所へ戻ったように見えても、少しずつ景色は変わっています。
この連載で紹介した5段階は、人を分類するためのものではありません。
自分を責めないための地図です。
「今はここにいる。」
そう確認するための道具です。
ぼく自身、この地図を知っていたことで救われました。
だから、このシリーズを書きました。
もし今、人生の大きな出来事の真ん中にいる方がいたら、一つだけ覚えていてください。
焦らなくて大丈夫です。
前へ進めない日があっても大丈夫です。
心には、心の時間があります。
その時間は、誰とも比べなくていいのです。
この1週間の連載を読んで、感じたことがあればメールで返信してください。
すべてにお返事できるとは限りませんが、必ず読ませていただきます。
あなたの経験も、きっと誰かの力になります。




おさるぼんさん、人生は螺旋階段のようですね。うねうねしながら登っては下り登っては下りです😳🫶
「受容したはずなのに、また怒りや悲しみが戻ってきて自分を責めてしまう」という経験がある人にとって、心が「螺旋階段を上るように少しずつ回復していく」という例えは、とても大きな救いになりますね。同じ場所に戻って後退したように思えても、実際には少しずつ進んでいるのだと捉え直すことで、自分のペースで歩んでいく勇気をもらえました。