最近、AIについて発信しようと思っていたのですが、正直なところ、AIの世界はあまりにも広く、あまりにも速く、そしてあまりにも難しい。
生成AI、RAG、エージェント、医療AI、社会実装……
どれも大事です。
でも、大きな話をしようとすると、どうしても話が抽象的になってしまう。
なので今回は、もっと身近な話を共有します。
Codexは「何かを開発するためのもの」だと思っていた
ぼくは以前からCodexを使っています。
ただ、正直に言うと、Codexの使い道として最初に思い浮かぶのは、
新しいアプリを作る
コードを書く
バグを直す
開発環境を整える
といった、いわゆる「開発者向け」の使い方でした。
もちろん、それはそれですごい。
でも今回、ぼくが強く感じたのは、Codexの価値はそれだけではないということです。
むしろ、日常的には、
「パソコンの中で起きている、よく分からない困りごと」
がたくさんあります。
じつは、ここにCodexを使う大きな価値があります。
きっかけは、OneDriveが突然起動しなくなったこと
先週末、突然のMacBookでOneDriveが起動しなくなりました。
アップデートをしたあとから、うまく動かなくなったのです。
これには本当に困りました……
ぼくは日常的にOneDriveを使っています。
資料、原稿、音声配信の素材、論文のまとめ、いろいろなファイルが入っています。
クラウド同期が動かないというのは、かなりストレスです。
もちろん、最初は自分でググりました。
ネットで検索して、出てくる対処法を試しました。
OneDriveのリセットも試しました。
アプリの削除や再インストールも何度かやりました。
でも、解決しませんでした。
再起動しても、同じようなエラーが出る。
右上の雲のアイコンも出てこない。
何度やっても変わらない。
こうなると、かなりつらいです。
Codexにアプリケーションフォルダを見てもらった
「もしかして、Codexで解決できるんじゃないか?」
にっちもさっちもいかず、迷っていましたが、ワンチャン、AIで直せないかと思って、Codexに相談しました。
最初にチェックしてくれたのは、ローカルの状態確認です。
OneDriveのアプリが壊れているのか。
どこに何が入っているのか。
古い設定やログが残っていないか。
スタンドアロン版とApp Store版が混在していないか。
そういったことを、一つずつ見てくれました。
ぼくはMacを四半世紀以上使っています。
アップデートも何度も重ねています。
そうすると、自分でも気づかないうちに、古いファイルや設定が残っていることがあります。
今回も、まさにそうでした。
OneDriveに関連するものが複数残っていて、スタンドアロン版とApp Store版のようなものが混在していた可能性がありました。正直、こんなのは言われないと自分だけではなかなか気づけません。
ありがたかったのは、「勝手にやらない」こと
Codexが良かったのは、勝手に全部を進めるのではなく、必要なところで確認を求めてくれたことです。
たとえば、
「このファイルを削除してよいか」
「この操作を実行してよいか」
「管理者権限が必要です」
というように、一つ一つ確認しながら進めてくれました。
これはかなり大事です。
AIエージェントにパソコンの中を触ってもらうというのは、便利である一方で、怖さもあります。
だからこそ、
全部の権限を一気に渡すのではなく、確認しながら進める
という使い方が大切だと思います。
今回も、ぼくは承認が必要なところは自分で確認しながら進めました。
そのうえで、Codexがログを見て、フォルダ構造を見て、原因を絞り込み、必要な対応を提案してくれました。
結果として、20分ほどで問題は解決しました。
修理中に、ぼくがやっていたこと
CodexがOneDriveの問題を解決していた最中、ぼくはずっと別の作業をしていました。じつは、これもめちゃめちゃ大きかったです。
パソコンの不具合対応は、地味に時間を奪います。
ネットで検索する。
同じような症状の記事を探す。
書いてある通りに試す。
うまくいかない。
また検索する。
また試す。
これを繰り返していると、簡単に1時間、2時間が溶けます。
しかも、解決するとは限りません。
でも今回は、Codexが状態を確認し、ログを見て、次にやるべきことを整理してくれました。
ぼくは必要な承認だけ行い、その間に別の作業を進めることができました。
これはかなり大きな体験でした。
AIエージェントの価値は「創造」だけではない
AIというと、どうしても「何かを新しく作るもの」として語られがちです。
文章を書く。
画像を作る。
アプリを作る。
資料を作る。
コードを書く。
もちろん、それも重要です。
でも今回感じたのは、AIエージェントの価値は、創造だけではないということです。
むしろ、日常の中では、
よく分からない問題を整理する
原因を切り分ける
次に何をすべきか示す
実行可能なところまで伴走する
こういう価値の方が、実感しやすいのかもしれません。
長く使ったパソコンには、自分でも分からない“履歴”が残っている
ぼくはMacをかなり長く使っています。
長年アップデートを繰り返しながら使っていると、どうしても古い設定や不要なファイルが残ります。
普段は問題にならなくても、何かのアップデートをきっかけに、それが不具合の原因になることがあります。
でも、自分では分かりません。
「何が残っているのか」
「何が古いのか」
「何と何が衝突しているのか」
こういうことは、普通に使っているだけでは見えません。
今回、Codexはそこを見に行ってくれました。
これは本当にありがたかったです。
“AIに直してもらう”という新しい選択肢
今回の体験で、ぼくの中でCodexの位置づけが少し変わりました。
これまでは、
Codex = 開発を助けるもの
というイメージでした。
でも今は、
Codex = パソコンの中の困りごとを一緒に解決してくれる相棒
という感覚に近いです。
もちろん、何でも任せてよいわけではありません。
削除や権限の変更を伴う操作は慎重に進める必要があります。
大事なファイルはバックアップしておくべきです。
意味が分からない操作を、そのまま承認するのは危険です。
実際、今回はアプリケーションファイルをAIに触らせるので、ヒヤヒヤしていました。でも、一つ一つ確認しながら進めれば、自分自身で確認もできるので、かなり強力な助けになります。
ちゃんとCodexを使い倒そう
今回、OneDriveが起動しなくなったことで、かなり困りました。
自分で調べても解決しない。
何度やっても同じエラーが出る。
原因もよく分からない。
そういう状況で、Codexがログやフォルダ構造を見ながら、問題を整理し、必要な対応を進めてくれました。
結果として、20分ほどで解決しました。
この体験は、かなり衝撃的でした。
AIエージェントは、新しいものを作るためだけのものではありません。
むしろ、
日常の中でつまづきを解決してくれる
自分では見えない問題を見える化してくれる
面倒で時間のかかるトラブルシューティングを一緒に進めてくれる
そこに、大きな価値があるのだと思います。
パソコンのアプリがうまく動かない。
何度試しても直らない。
ネットで調べても解決しない。
そんなとき、AIエージェントに相談するという選択肢は、これからかなり現実的になっていくと体感しました。
もちろん、全部を任せるのではなく、一つ一つ確認しながら。
でも、その前提さえ守れば、これは本当に便利です。
今回ばかりは、心の底から思いました。
Codex、すごい。





